今週の一本

ADV、ノベルゲ、サウンドノベル、エロゲ、それ以外はRPGが大好きなゲーマーのゲームレビュー兼ゲームプレイ記録です。一週間に1本のクリアを心がけます。2022.10.30〜

ポケットモンスターバイオレット

www.pokemon.co.jp

ポケモンSV、なんとかストーリーEDまでは到達しました。まあ皆さんご存知の通りポケモンはクリアしてからが本当の始まりなのですが…。(さあ今日からレイドと金策と厳選と薬漬けにする日々がはじまるお!)今回は新作ポケモンのストーリーとキャラクターに焦点を当てたレビューをしたいと思います。

 

ナンジャモしか楽しみねえじゃねえか!!

 

そんな風に思ってた発売日前の時期が僕にもありました。

以下ネタバレありの紹介と感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲームフリークさん、本当にありがとうございます。ありがとうございます…!

心からの叫びが出るくらい最高のキャラクター達とストーリーだった。

はじめはポリコレ気持ち悪いとされていた主人公もなんだかんだでめちゃくちゃかわいいじゃん。ていうか今回のみつあみ学生服で、わりと真性っぽさを感じる。ハーフパンツの下にどのカラーのタイツをはかせようかと真剣に考えているときの俺は日本でもかなりの最下層に位置する人間だったであろう。

まあ当然のことながら主人公ちゃんかわいいのは前作のユーリちゃんに引き続きなんだけど、まあぶっちゃけナンジャモ以外はいないよねーと思ってた女性キャラもまさかのダークホース、学園のミモザ先生やキハダ先生といった隠しヒロイン達、アルセウスの時もいたけどガチロリちびっこ枠のポピー、スター団の肉々しいビワちゃんにメロコちゃんには焼かれたい。

でもおれの中での一番はなんと言ってもこの人。

セルクルタウンのパティシエジムリーダーカエデさん(;´Д`)

そのほんわか雰囲気と魅惑のマシュマロボディに拙者の愚息はもう…。

こんなん完全にオネショタ枠でしょ。ダイパのモミさんといい、こういうポケモンのほんわかお姉さん枠、基本大好きなんよ、わし。おれのバブみセンサーがテラスタルして全力でオギャりたいと輝いていた

まあ予想以上のキャラ萌え豊作に今から同人誌が楽しみでしょうがいないです。本当によろしくお願いいたします。全国のポケモン絵師さん達。新年もメロブに突撃します。

 

ストーリーについてなんですが、今回はオープンワールドということで、3つの主要クエストをこなした後に最後一番の謎の大穴に迫るってことで、もう初っ端からなんか謎の大穴があってみんな調査してるって世界観から、なんだこれメイドインアビスかよ、とか思ったけど、実際は大穴の調査があっさり終わって、アビスだっら第一層にも満たないんじゃないかってくらい、あっさり探索できちゃいましたね。最後の息子と父の話にちょいウルってきたけど、今回わりと目頭が熱くなる話がちょいちょいあった。色々ネタにされてるネモだけど、一番最後主人公が勝利した時に「え、私全力で戦っていいんだ、全力で戦って負けちゃった…。」って負けて自分より強いライバルの登場にうれし泣きするシーンあるけど、あれってわりと天才の苦悩みたいな感じで、多分ネモは本当に主人に出会えてうれしたかったんだろうなあっていうのがすごく伝わってよかった。

そして一番おもしろかったのはスター団ですね、やっぱり。

そもそも今回学園生活が舞台ってありそうでなかったポケモンだよね。今まで主人公達、誰一人として学校に通ってねえって世界観でまさかのここに来て学校へ行こうだったから、その発想見落としてたわ。

もうハリーポッターという前例があるように学園モノは萌え要素をもっと加速させるのでこれはいい着眼点だったと思う。先生との絆を深めるイベントは完全にペルソナのコミュだと思ってた。ミモザ先生やキハダ先生のバレンタインイベントとかないんですかねえ?これ以上愛を深められないんですかねえ?

まあそんなわけで今回「学園」という舞台装置を手に入れた中で、一番すげえなと思ったのは、いじめや不登校といった学園の負の側面をテーマへいれて、そこに毎回恒例の悪の組織を絡めたシナリオをやったのはポケモンすげえやるなと思った。そもそも今までの悪の組織って

子供vs大人

だったのに、今回のスター団は

子供vs子供

という子供の社会ゆえに起こる問題を子供達がそれぞれの価値観や信念をもって挑む姿が描かれていたのだ。

歴史を辿れば初代のロケット団なんかは、これはもう完全に反社、スロット経営したり、会社やラジオ局ジャックしたり、まあわかりやすい犯罪者集団ですよね。ブラホワのプラズマ団なんかも、宗教組織っぽい名目でわりと大きな犯罪をこなす迷惑な集団というイメージで、おれの中では完全な悪。

アクア団、マグマ団、プラズマ団なんかは、過激派の環境や動物保護団体や終末思想集団って感じで、自分達の哲学が強すぎて、人様に迷惑かけてるやつらって感じだったし、スカル団やエール団にいたっては悪い大人達にいいように利用されてるただのチンピラだったりフーリガンだったりする。

 

そして今回のスター団は、まさかの発足理由がいじめっ子達を倒すために立ち上がったいじめられっ子達による義賊団体ってことで、大人では解決できない教育の場で起きてる問題を子供達の力によって解決しようという団体だった。

大人の社会には色々あるように、子供の社会にも色々ある。子供だって哲学もあれば、価値観の違いもあるから争いだってそれは起きる。スター団のした行動が悪なのか正義なのか、というテーマはわりと考えさせれるものがあって、今までの完全懲悪ストーリーからの脱却が行われたような感じではあった。これもポリコレを意識した結果なのかなあ。

ポリコレ、ポリコレ言われて色々批判されたポケモンだけど、それだからこそまた今までは違った視点で深みが出たストーリーもあるし、キャラクター達も一週回って色んな個性が出てて愛着が持てるものに仕上がってる。

さて、イーブイのレイドをひたすらマラソンする日々に戻るぞ!

 

ポケットモンスター バイオレット -Switch